トラップ入門12:スイングスピードに関して

以前、射場で日本選手権保持者のMK選手の射撃を見た初心者の方からメールをいただきました。彼はMK選手の無駄の無い動きと、「取り」の速さに感心して私に解説をもとめました。以下は私がその方に宛てた返事です。
○○さん、
MK選手の射撃はご指摘の通り、『無駄な動きが無い』で、これも失中する要素を体の動き『据銃〜スイング射撃終了まで』の中に入れない素晴らしい方法です。最小限の動きで射撃を終了する事がベストです。
彼の銃口のスイングスピードは速く見えたと思いますが絶対にまねをしてはいけません。
あれは彼のたゆまぬ努力と練習の結果です。
彼も最初はクレーをゆっくり追う練習を積み重ね、クレーの発見と確認の時間差が条件反射回路の形成によって短時間で体が反応するようになった結果として早いスイングに見えます。
実はスイングスピードは速くなくて発見から、確認、旋回開始のプロセスが非常に短時間に効率よく行なわれている結果なのです。
初心者&中級者が良く間違えるのがこのポイントで上級者の射撃を見て銃をすばやく振ることをはじめてしまい、結果として、射撃愛好家レベルの選手が誕生するひとつのターニングポイントになっております。
ちなみに世田谷クレーの行っている練習は、軸だし+条件反射回路の形成を同時に目指している非常に効率の良い練習です。
1枚、1枚、を基本に忠実に丁寧に撃って、悪い射撃のすり込みを1枚でも少なくする事が大切です。
基本に戻りましょう・・・(照星とクレーが同時に見えたら銃は止まっている)今まで教えたことで充分Aクラス(公式戦で90点を撃つ事)に到達する技術は身につきますので自信を持って練習して下さい。
装弾の数で言ったら数万発分の価値かありますよ!
それと、射撃場にいる『教えたがり屋サン』の話は絶対に聞かないで(右の耳から左の耳に流してください)。殆どの場合、彼らは射撃愛好家レベルの方々です。
by ドラえもん
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